外壁塗装のタイミング

■外壁塗装の目安となる状態
状態 詳細 発生する下地 原因
ヘアクラック 下地ではなく塗膜に細かいひび割れが入る。 モルタル・サイディング 塗膜の劣化
クラック 下地にひびが入る モルタル 乾燥によるモルタルの収縮、もしくは建物の構造的な歪み。
チョーキング 壁全体にチョークのような細かい粉がふいた状態 モルタル・サイディング 紫外線、熱等で塗膜の樹脂が分解されて劣化し顔料が粉状になった状態。
シーリング(コーキング)の痩せ、ひび 結合部・目地にひび割れが生じる サイディング シーリングの劣化、サイディングの反り
白さび 壁に白い細かい粒が現れる サイディング
(金属系)
サイディング鋼板を保護しているメッキの腐食

外壁や屋根の塗り替えのタイミングは塗料の耐久性により通常8年から長くて15年です。住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)では木部・鉄部3年、壁8年を推奨しています。塗装によるメンテナンスは長く住み続けるためにも、もしもの売却時の資産価値を維持するためにも大きな意味があります。

塗膜のみの劣化であれば塗り替えで済みますが、内部や素材自体にまで劣化が進行すると修繕費用が非常に大きなものになってしまいます。

すぐに対処しなくても大きな影響は出ないかもしれませんが、長く住み続けるためにも早めに対処しましょう。

■外壁のライフサイクル(一般的イメージ)
5年目 10年目 15年目 20年目 25年目 30年目
モルタル 点検・補修 塗装 点検・補修 塗装 点検・補修 塗装
サイディング 点検・補修 塗装 点検・補修 塗装 点検・補修 サイディング・
下地交換